· 

ホームページができました!

SNSでの発信と並行して、HPを作りました。より多くの方にお稲荷さんのことを知っていただきたいからです。

改めて、再建する会のごあいさつを掲載します。

 

「井の頭公園のお稲荷さんの会」
について。

みなさん、聞いてください。
僕は井の頭公園が大好きです。
10年前、井の頭公園に来て、本当に素晴らしい場所だなあと思いました。
お金持ちにも貧乏人にも、ゾウや亀、飼い犬や野良猫、どんなものにでも井の頭公園は優しいのです。
こんな場所に住みたいと思い、近所に引っ越しました。
でも、井の頭公園は10年の間に大きく変わってしまいました。
僕が大好きなゾウのはな子さんも、亡くなってしまいました。
変わってきている井の頭公園のなかで、僕達がなんとかしたいのは、井の頭公園にある小さなお稲荷さんの社(やしろ)の再建です。
有名な井の頭弁財天の北東、鬼門の方角にあり、親之稲荷尊といいます。
建立時期は不明ですが、江戸時代の地誌には記述があり、古くから祀られていたようです。
目立たない場所にありましたが、地元住民に愛されていました。
しかし2013年5月1日深夜の不審火により社が半焼してしまいました。
しばらく放置されたままになり、公園の管理事務所に地元住民から、はやく再建してほしいとの要望や、再建のための寄付金が送られてきたそうです。
しかし社の所有者がわからず、東京都の管理事務所は、政教分離の関係で修復することができず、立て壊すことになってしまったそうです。
現在、お稲荷さんの社の跡には、歴史を説明する看板が立っているだけです。
しかし多くの地元住民に愛され、歴史的文化的価値がある親之稲荷尊を、僕は何とか再建したいと考えています。
2017年5月1日に井の頭恩賜公園は、開園100周年を迎えます。不思議なことに、お稲荷さんが出火したのも5月1日でした。
お稲荷さんも、井の頭公園の仲間だと思うのです。
人々に愛されているお稲荷さんのお家を再建させたい。
みなさんに、このことを知ってもらいたい。
そのために、「井の頭公園のお稲荷さんのおうちを再建する会」を、みんなでつくりました。
是非関心のある方はご連絡ください。


「井の頭公園のお稲荷さんの会」
絵本作家  加藤 志異